事業者・農業者の“いま”
【川内村】「凍み大根」食べてくんちぇ!
農業生産法人株式会社緑里(代表:河原修一さん)では、1~2月の厳寒期に「凍みもち」のほか「凍み大根」を製造しています。今回は「凍み大根」の製造工程と、「凍み大根」を使った伝統的な家庭料理をご紹介します。是非、川内村の「凍み大根」を、食べてくんちぇ!
【水洗い】
収穫した大根は、川内村のきれいな井戸水で一本ごと手洗いします。村のほとんどを占める山林がきれいな地下水を育んでいて、各家庭では地下水を生活用水として使用しています。また、千翁川(せんのうがわ)は、上流に民家がなく、とても清らかな水でイワナの生息地としても有名です。
【皮むき・裁断】
手洗いした大根はこちらも手作業で一本ごと皮むきし、裁断機で均等の厚さに輪切りにしていきます。
【加熱】
皮むき後、均等に裁断された大根は大釜でおよそ30分茹でます。大根の香ばしさ漂う湯気によって、私自身、故郷を思い出す懐かしい感情がよみがえりました。
【くし刺し】
大根を素早く釜揚げし、輪切りにした熱々の大根の真ん中に竹くしを刺していきます。
【乾燥】
最後に、くし刺しの大根を竹くしのまま川内村の風にさらし自然乾燥させます。数千個並んだ大根は「凍みもち」とは違った美しさを感じます。自然乾燥を約3週間行うと大根の水分が抜けて「凍み大根」が出来上がります。乾燥した大根の写真は自然乾燥を始めて10日後のものです。
ところで、緑里では、輪切りにした大根の串でさした後の穴が、まるで「へそ」のように見えることから「へそ大根」と命名しています。「凍み大根」は水に浸け、戻したあと、人参、椎茸、里芋、こんにゃくなどと煮物にすれば伝統的な家庭料理が完成です。「凍み豆腐」が手に入れば、これも加えるとさらにおいしく仕上がりますよ。
今回、紹介した「凍み大根」は川内村「あれ・これ市場」で今後販売予定です。是非お買い求めください。数に限りあり。川内村の「凍み大根」食べてくんちぇ!
農業生産法人緑里 商品紹介
https://midorinohyakushoya.jp/products/
2025年3月3日掲載
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