事業者・農業者の“いま”
(川内村)「天空の自然薯」 生産拡大へ種イモを定植!
5月27日、川内村上川内の高田島地区で、高田島自然薯栽培組合の皆さんが、自然薯種イモの定植(植替え作業)を行いました。
組合の皆さんは、高冷地の利を活かした作物として自然薯に着目し、かつて葉タバコを栽培していた農地を活用して、昨年より栽培を始めています。
収穫した自然薯は「天空の自然薯」と命名し、村の特産品化を目指していらっしゃいますが、昨年の収穫では、村のふるさと納税の返礼品やいわき市のフレンチレストラン(HAGI)で食材として活用され、好評を得ていました。
今年は品質(味や形)を確保したうえで、昨年のおよそ4.5倍、700本の収穫を目指しているため、皆さんの表情も真剣そのもの。風が吹く中での作業でしたが青空の下、「地区の仲間が集まって行う作業は楽しい」と、組合長の猪狩 定一さんの掛け声のもとチームワーク良く作業が行われていました。
今回植えた種イモは、地上部で案内棒(木の枝)を伝わり、ツルや葉がネット一面に広がる一方、地中部では肝心の自然薯となる部分が、埋設したシートに沿って1m程の長さに成長していきます。自然薯の栽培では、定植作業が一番苦労し、その後は雑草の防除に手間がかかるとの事です。収穫は11月下旬から12月の予定で、今後の成長が楽しみです。
2024年6月7日掲載
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