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避難先で地元の方々の温かいご支援で交流深まる「那須の会」のご紹介

【インフォメーション】避難先で地元の方々の温かいご支援で交流深まる「那須の会」のご紹介

 栃木県那須地域に居住する方々が運営する「那須で楽しむ会」が、昨年に引き続き、“つながり支援事業”(令和5年度第2回公募)を利用して、那須の地元との方々との交流を深めるイベントを8月23日~11月15日の間で計8回にわたり開催いたしました。
 昨年は、講師の自宅を利用したため参加者が5名/回と制限されておりましたが、参加者からは、「他の友人も参加したいと言っている」「参加者数を増やしてほしい」との声があり、今年は、地元の那須塩原市市民活動センターや自治会館(下豊浦自治公民館)を借りることができました。
 併せて、当該会場管理者の那須塩原市市民活動センター渡辺係長や小泉下豊浦自治公民館館長からのご協力をいただき、ポスター作成、参加者の募集、会場設営等、運営にあたってのお手伝いの他、地元新聞専売所による無料折り込み、地域への回覧版へのチラシ同封、地元の下野新聞社による取材等々、様々な形での心温かいご支援により滞りなく円滑に開催することができました。
 今回のイベントも昨年同様に、浪江町出身のアトリエアイ(江川さま)にお願いし、藍生葉の草木染をはじめとして、各回趣向を凝らした教室により、地元参加者からは「自分だけの染物となり宝」「みんなと作業できたことは楽しかった」との声がありましたが、他方、被災者の方は、「那須に住んでよかった。もっと早く交流したかった」としみじみ語られていました。
 帰ることを断念された皆さまが、こうしたイベントを通じて、避難者の皆さまとともに、地元の方との新たな”つながり創り”を摸索しながら、動きだしました。

2023年11月30日掲載

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