事業者・農業者の“いま”
猪狩いちご園(川内村)の「イチゴ狩り」体験 & 来シーズンの栽培品種(ゆうやけベリー等)をご紹介!
川内村の猪狩いちご園(生産者:猪狩義行様)では、たくさんのお客さまより、ご好評いただき、今シーズンの生産を6月上旬に終了しました。その際、残ったイチゴの実はご自身で廃棄することになりますが、今回は、ご近所やお知り合いの方をお招きして「イチゴ狩り」を無償で体験していただいたそうです。口にはされませんが、猪狩さんの笑顔からは、何よりも地域や関係する方々への感謝の気持ち(地域還元)で取組んだことが伝わってきます。
私も、少しでも廃棄を減らせるならと思い、「イチゴ狩り」を体験させていただきました。摘み取ったイチゴは廃棄にはもったいないほどの、艶があって実も大きく美味しそうなイチゴで、生茂る葉っぱに隠れたイチゴを探すのは、まるで「宝探し」のようでとても楽しい時間でした。また、その日は風のある涼しい気候でしたが、ハウスの中は非常に暖かく額から汗がしたたり落ちる環境でした。いちごが美味しく育つ理由がわかった反面、栽培のご苦労を知った一日でした。
そんな猪狩いちご農園ですが、来シーズンに向けて着々と準備を進めており、福島県で20年ぶりのオリジナル品種「ゆうやけベリー」の栽培に参画できることになったそうです。これまでに、福島県による現地視察が行われ、「育苗施設の状態」「土耕栽培であるか」「販売イベントへの参加」など、一定の条件を満たした生産者にのみ栽培の許可が出されるとのこと。猪狩さんも「栽培するのがとても楽しみ」と意気込みを語られていました。その他には、実が白くて珍しい「天使のいちご」や「紅ほっぺ」「とちおとめ」を予定しています。
今シーズンは昨シーズンの約2倍の収穫量となり販売先も増えました。来シーズンは、新たな品種にチャレンジするなど、猪狩さんのイチゴ栽培への情熱は増々拡がりを見せています。来シーズンも美味しいいちごが出来そうでとても楽しみです。(いわき支部 新井)
2023年7月7日掲載
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