事業者・農業者の“いま”

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【大熊町】アスパラガスの出荷が始まりました。

2022年7月に当機構のホームページやFacebookで長谷川さんの取り組みを紹介しましたが、このたび、2025年産のアスパラガスの出荷が始まりましたので、改めて紹介します。

【長谷川さんのアスパラガス栽培】
長谷川さんは2021年から大熊町でアスパラガスの生産を始めました。栽培のきっかけは、大熊町で育てられる野菜について双葉農業普及所に相談した際、先生方からアスパラガスを勧められたことでした。
現在、「ハルキタル」と「ウェルカム」の2種類のアスパラガスを栽培しています。
・「ハルキタル」:福島県が独自に開発・育成した新品種で、露地栽培されています。名前には「春の訪れとともに大地から力強く萌芽した若茎を食し、春の到来の喜びを実感してほしい」という願いが込められています。特徴として、収穫茎数が多く、収量性が高いほか、食感が柔らかいことが挙げられます。
・「ウェルカム」:一般的な緑色のアスパラガスで、主に長野県、佐賀県、岡山県で栽培されています。
今回はハウス栽培の「ウェルカム」を初出荷しましたが、近いうちに露地栽培の「ハルキタル」の出荷も予定しています。
写真は長谷川さんのアスパラガスの収穫から保管、トラック輸送による初出荷の様子を掲載いたしました。


【アスパラガスの栽培環境】
アスパラガスは水を多く必要とする野菜で、1日3回の散水を行っています。この散水により、みずみずしく柔らかいアスパラガスが育ちました。また、適切な追肥を行うことで、真っすぐで太いアスパラガスに仕上がっています。
このアスパラガスは川内村農業生産法人「緑里」を通じて福島市公設地方卸売市場で取引され、福島市内やその周辺のスーパーなどで販売される予定です。

【長谷川さんが教えるアスパラガスの上手な冷蔵保存方法】
1. アスパラガスは立てて保存する
  アスパラガスを横に保存すると、穂先が上を向こうとしてエネルギーを消費してしまいます。
  そのため、立てて保存するのが理想的です。
2. 保存に適した温度は3度
  アスパラガスは穂先が締まった状態で収穫されますが、3度を超えると穂先が開いてしまいます。
  冷蔵庫で保管する場合、野菜室よりも冷蔵室の方が適温ですが、冷蔵室は乾燥しやすいため、
  切り口が乾燥しないように注意しましょう。
3. 保存の工夫
  牛乳パックやペットボトルの上部を切り、水を入れて立てて保存すると、鮮度を保ちやすくなります。
  適切に保存すれば、3日ほどは問題なく美味しく食べられます。

【関連情報】
○福島相双復興推進機構ホームページ
 事業者・農業者の“いま” 
 『新鮮!獲れたて「大熊町産」野菜をJヴィレッジに出荷』
https://www.fsrt.jp/now/no1/7776.html[2022年7月28日掲載]
○Facebook 今ここ ふくしまの復興
 『【インフォメーション】新鮮!獲れたて「大熊町産」野菜をJヴィレッジに出荷
https://www.facebook.com/kanmingoudouteam/posts/pfbid028u2gCzbnDAccC9yFfDsiQjZCHpa4sfP6PmodZBQC6GbFzJ4J1Bpju9Y9ygp2eY99l

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2025年4月25日掲載

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