事業者・農業者の“いま”
好評でした!川内村で栽培されたおいしいハウスぶどう
川内村は、モリアオガエルの生息地やいわなの郷として知られる豊かな自然に囲まれた美しい地域で、水稲栽培のほか、高地の冷涼な気候を活かした高原野菜の栽培が盛んですが、2015(平成27)年より寒暖差のある気候と水稲育苗ハウスを活用したハウスぶどう栽培に挑戦する農家の方が年々増え、現在では約40名の方がハウスぶどう栽培を行っています。
収穫が本格化する9月、ハウスぶどうの産地化に向けた技術習得や意欲向上を目的とした「第1回川内村ぶどう品評会」が川内村主催(技術支援されている県相双農業事務所双葉農業普及所も協力)で開催されました。11名の方々が出品した「あづましずく」「ピオーネ」「シャインマスカット」「BKシードレス」は、どれもが、糖度、味、房の形、粒の大きさ、色など甲乙つけがたい素晴らしい出来で、その中から、村長賞・所長賞・特別賞が選ばれました。
「BKシードレス」で「特別賞」を受賞した秋元英男さんは、川内村ハウスぶどう生産組合の組合長を務めており、普及所の依頼で、ハウスぶどう栽培への参入を検討中の方に対してご自身の施設を案内する等、村の内外で普及に貢献されています。
秋元さんのハウスぶどうを含め、川内村産ハウスぶどうは村内の直売所「あれこれ市場」等で販売され連日完売する人気ですが、ぶどう品評会で、“もっとおいしいハウスぶどうを作ろう”と切磋琢磨されているみなさんの姿を拝見して、来年の収穫が待ち遠しく感じました。
2022年11月12日掲載
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