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放課後子ども教室で玉ねぎ苗の定植を体験!(川内村)


晩秋の空のもと、川内小中学園の1年生10人が玉ねぎ苗の定植(植付け)を行いました。小中学園では各学年の子どもたちが放課後授業の一環で農業体験を行い、食べることの大切さを学んでいます。今回は、コミュニティーハウス「にじいろ」の谷さんと、担任の先生の引率のもと、元気いっぱいの子どもたちが川内野菜勉強会(代表:松崎君子さん)のほ場に集合しました。

川内野菜勉強会は、地域農業の復興と活性化を目指し、村内の女性たちが中心となって設立された団体ですが、最近では放課後子ども教室との連携も行い、子どもたちが野菜の栽培を体験できる機会を提供しています。このような地域と学校を繋ぐ活動は、「学校」という存在をより身近なものにしますし、地域の食育推進や、将来の担い手育成にも繋がる大切な取組みです。そんな勉強会の皆さんが最も大切にしていること・・・それは「楽しむこと」です。
子どもたちは苗の定植作業は初めてで、地域の先生(川内野菜勉強会)から植え方のコツを手取り足取り教えてもらい、楽しく取り組んでいました。「玉ねぎの赤ちゃんだから大事に植えてね」と指導され、約200本の苗を30分足らずで全て植えつけました。
そして「この玉ねぎは来年の6月に収穫できるので学校の給食で食べられますよ。皆さん楽しみにしてください!」との話を聞くと、子どもたちが大喜びのなか定植体験が終了しました。2年生になってからの楽しみが一つ増えましたね。

ところで、川内村では小中学園を卒業した後、村から高校に通学できる子どもは少なく、多くの子がこの地を離れ、郡山市や広野町、いわき市、南相馬市などで寮生活を送ることになるそうです。だからこそ、どこへ行っても『川内っ子』としての誇りをもって過ごしていけるよう、学校と地域での教育を大事にしているそうです。そのことは既に、子どもたちの屈託のない笑顔に表れていますね。

(追伸)
「川内野菜勉強会」の今年前半の取組みを“Note”で詳しく紹介しています。皆さんの活躍を是非ご覧ください。
川内野菜勉強会:農業復興と地域活性化を目指す・・・楽しみながら。|今ここ ふくしまの復興

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2024年11月22日掲載

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