事業者・農業者の“いま”

大熊町産の生姜を初収穫!


田代ファーム代表の田代孝さんは、相双地域での農業参入を目指し準備を進めていましたが、その念願が叶い、今年(令和4年)から大熊町の担い手農業者として大川原地区で生姜栽培を始めました。大熊町の比較的温暖な気候と水はけの良い土地が生姜栽培に適し1ha程の圃場で栽培していますが、今後、同じ場所で9ha迄拡大しようと取り組んでいます。
また、将来を見据えて若手就農者の育成にも取り組んでおり、田代さんの指導のもと、県外から移住した井関耕平さん(20代)が生姜栽培の責任者としてフレッシュに活躍しています。
今年初めての収穫作業では、農地所有者のお孫さんが加わるなど地域との関わりも垣間見ることができました。
こだわりの自然循環栽培を採用し、農薬はもとより肥料も使用しておらず、味よし、香りよしと品質には絶対の自信があるとのこと。今後は、“大熊町産“であることを前面に押し出すため「大熊しょうが」と銘打って販売を進めていきます。”道の駅なみえ”や”食べチョク”の他、新たな販路先の開拓にも動いています。直近ではいわきが誇る名店「鮨 いとう」へ新生姜の出荷が決まりました。皆さんも店頭等で「大熊しょうが」を見かけたら、是非、ご賞味のうえ、大熊町と田代ファームを応援してください。

2022年11月13日掲載

同市町村の他の記事

福島相双の“いま”