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ピアニスト西村由紀江さんの奏でる復興の音色が、双葉町の中野復興拠点にふたたび響き渡りました。

双葉中学校で被災し、2023年の復元プロジェクトで12年ぶりに息を吹き返した「復興のピアノ」が、浅野撚糸双葉事業所のエントランスに展示されています。

東日本大震災・福島第一原発事故から間もなく14年を迎える3/8(土)、国内外で活躍されるピアニスト西村由紀江さんが、このピアノで1年半ぶりに演奏を披露されました。

ストリートピアノ形式で行われた今回のコンサート。地域の方々がホールを自由に行き来する中、西村由紀江さんオリジナルアルバムからの一曲「あなたに最高の幸せを」を皮切りに、約1時間にわたり鎮魂と復興への想いを乗せた曲を演奏。
ラストを双葉中学校の校歌でしめくくると、カフェ席やホールで聴いていた方々から大きな拍手が沸き上がりました。

「2023年に演奏していただいて以降、不思議なことに事業が軌道に乗り、地域の方々との繋がりもできていくようになった。西村さんのピアノの音色が呼び込んでくれた」と挨拶されたのは、主催した浅野撚糸の浅野雅己社長。

14回目の3.11を前に、改めて復興への希望を感じることのできたひとときでした。

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2025年3月10日掲載

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