事業者・農業者の“いま”
富岡町のカントリーエレベーターが初稼働!
富岡町で昨年完成した※1カントリーエレベーター(以下CE)が、米の収穫にあわせて初稼働を迎えました。
本格的な営農再開に向けて、主要作物である水稲作付面積の拡大が大きな推進力になるため、富岡町が新たに施設を整備し、JA(福島さくら)が運営を担っています。
稲刈りも終盤戦、新米が出回る時期になりましたが、コンバインで収穫した籾は20%程度もの水分を保有しており、これが米の品質に大きく影響するため、速やかに乾燥する必要があります。このため、この時期、各地のCEは一年で最も忙しい時期です。収穫した籾は、種類が混ざらないよう品種によって分けて保管するため、稲刈りも品種ごとにCEの受け入れ期間に合わせて行います。
受け入れた米は、一旦貯蔵庫に入り、ゴミなどを取り除く調製と乾燥の工程を経て、品質を保った状態でサイロに保管し、必要なときに必要な分だけ籾殻を取り除き、玄米として出荷されます。
今年は、町内の水稲農業者十数者の受け入れを行いましたが、今後は富岡町内の水稲作付面積が拡大され、CEの利用も多く見込まれる予定です。
営農再開のシンボルとして、更なる稼働・活躍が期待されます!
※1米の乾燥・調製・貯蔵ができる地域の大規模共同施設
2022年11月21日掲載
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