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とみおかワイナリーの上棟式に伺いました


 とみおかワイナリーの上棟式は、10月19日、前日の雨模様から一転、海風吹くさわやかな青空の中、行われました。
一社)とみおかワインドメーヌの遠藤秀文代表理事をはじめとする関係者が集まり安全を祈願し、圃場のボランティアや地域住民ら集まる中、投げ銭、投げ餅といった今では滅多にみられないというお祝い事も行われました。

 投げ銭・投げ餅が終わると、建築中の建物内にも入らせていただき、レストランとして整備される2階にも上がらせていただきました。
 2階から海側を180度見渡すと、海を遠景に葡萄畑が広がります。海側のファサードは、全面ガラスで計画されており、テラスに出れば海風を感じる海近ワイナリーを堪能する爽快なスペースになることでしょう。

 視線を駅側に移すと富岡駅が視界に入ります。その手前に広がる空間はワインガーデンとして整備する計画で、ガーデンからワイナリーのゲートを経て富岡駅まで延びる階層的な風景は、駅近・海近ワイナリーを特徴づけることでしょう。2階の床面は、常磐線の線路と同じ高さに設定されおり、駅近ワイナリーにふさわしく常磐ラインと一体化した景観を作り出すことに成功しそうです。

 この先工事が進み、隣接する奇跡の蔵と新築されるワイナリーがどのような一体感をもった建築となるかも楽しみのひとつ。工事の完成に期待が膨らむばかりです。

 ワイナリーのオープンは来春を予定しております。圃場の葡萄は、今年は順調に生育し、約7.5トンもの葡萄が収穫でき、その量は昨年の2トンから大幅に増えたそうです。葡萄づくりを手掛けてから9年の経験を経て、葡萄の品質も大変良く、富岡ワインとして初となる来春予定の一般販売に向けての手応えをワインの製造を預かる、一社)とみおかワインドメーヌの細川統括リーダーが語られておりました。今後が楽しみですね。

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2024年10月29日掲載

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