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将来のビッグウェーブに!農業の後継者が富岡町で甘藷栽培を始めました


いわき市で会社勤めをする渡辺隆幸さんは、4年前に他界された父の農地(富岡町)を承継し、今年から比較的栽培に取り組みやすいといわれているサツマイモを主な栽培品目として農業を始めました。
農業参入の際は独学・独力でスタートしましたが、今では茨城県にあるお知り合いのサツマイモ取扱業者から栽培技術や苗の提供を受けるなど周囲の協力を得ながら農作業に尽力されています。
農地は元々水田だった場所で畑地整備を進め、5月に0.5haの畑に1万数千本の苗を植え付けました。今夏の猛暑にも負けず苗は順調に生育しており、目前に迫った初めての収穫に向けて毎週汗を流しています。

渡辺さんはご家族との生活拠点がいわき市にあるので、農地までは週に一回通いながらの農作業で移動が大変ですが、農作業前には欠かさず海に入り趣味のサーフィンをするということで、その体力には驚愕させられます。農業への参入は色々な面で一つの転機になったかと思いますが、人生を心から楽しむ姿は見ていて羨ましい限りです。
今後、富岡町での拠点づくりや、耕作面積を拡大したいとの意気込みを語る渡辺さん、富岡町で農業のビッグウェーブ(趣味のサーフィンにかけて)を起こすことができるよう、私たちもしっかりとサポートしていきます。

2023年10月2日掲載

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