まちの“いま”
浪江町「請戸小学校」
福島支部平沼です。写真は、浪江町に震災遺構として保存されている請戸小学校。
先日、語り部の方にお話を伺ったところ、震災が起きた2011年3月11日、請戸小学校では卒業式の練習を行っており、1年生を除く約100人の児童と教職員がいたそうです。
14時46分、地震が発生し住民の方々から避難しないと危ないと声を掛けられ、教職員の判断で約2キロ先の大平山まで歩いて避難。
15時35分ごろ無事到着。その3分後の15時38分ごろ、大津波が請戸小学校を襲いました。
教職員と周囲の住民の方々の迅速な判断が約100人の命を救いました。
請戸小学校は2021年秋ごろに内部も見学ができるように整備が進められています。
津波が到達したであろう15時38分で止まった時計や曲がった窓枠など、大津波の爪痕を実際に見ることができます。
10年前のあの日、何がどのように起きたのかを振り返ってみるのはいかがでしょうか。
震災遺構浪江町立請戸小学校跡地
住所:福島県双葉郡浪江町請戸持平56
2021年7月19日掲載
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