事業者・農業者の“いま”

ホーム > 福島相双の“いま” > 事業者・農業者の“いま” > 「までい工房美彩恋人」飯舘村の加工場が6/2再開しました!

「までい工房美彩恋人」飯舘村の加工場が6/2再開しました!


2007年に飯舘村からベンチャー企業を支援する補助を受け、かぼちゃの加工施設として、「までい工房美彩恋人」を設立。かぼちゃの栽培から加工、販売までを行っていました。
2011年3月に民間育種家の菅野元一さんが育種してきた「いいたて雪っ娘かぼちゃ」の品種登録が決定した矢先、東日本大震災、原子力発電所の事故が発生。全村避難指示を受け、活動休止を余儀なくされましたが、震災2カ月後には避難先である福島市で「いいたて雪っ娘かぼちゃ」栽培事業を再開しました。
「品種登録され、これからのところで、原発事故の災害で避難を余儀なくされたが、いいたて雪っ娘かぼちゃを途絶えさせてはいけないという、“種をつなぐ”想いで日々奮闘していた」と「までい工房美彩恋人」を設立した渡邊とみ子さん。

その後、2017年には飯舘村の避難指示解除準備区域と居住制限区域の避難指示解除により、村内での「いいたて雪っ娘かぼちゃ」栽培事業を再開することができました。

までい工房美彩恋人は、「いいたて雪っ娘かぼちゃ」栽培事業以外に、凍み餅や凍み大根の製造、フードデリバリー事業も行っています。
避難先の福島市は気温が高く、飯舘村の方が凍み餅および凍み大根製造により適していること、飯舘村にお住いの方々からのフードデリバリーのご要望もあり、飯舘村に加工場を設けることを決意され、震災前と同じ場所で再開されました。

フードデリバリーは、地元野菜をふんだんに使った郷土料理で“までい(言葉の意味は、丁寧に・心をこめて)“に作られています。また、お品書きも一枚一枚手書きで、注文された方からも非常に好評です。

また、渡邊さんの亡きご主人と夢見ていた事業である「体験型農家民宿」を飯舘村で行う準備も始められています。

までい工房美彩恋人
住所:福島県相馬郡飯舘村飯樋字大橋180
福島県福島市荒井字金網内前31
連絡先:024-597-6059
HP: https://madeikoubou.thebase.in/
Facebook:https://www.facebook.com/madeikouboubisairento/
Instagram:https://www.instagram.com/madeikoubou/
Twitter:https://twitter.com/madeikoubou

2023年6月2日掲載

同市町村の他の記事

福島相双の“いま”