まちの“いま”
【インフォメーション】福島避難者支援者団体にんじんカフェ主催「うたごえ喫茶交流会」が開催されました
福島原発事故後、千葉県へ避難された被災者は、現在も1,300名ほどおり、将来への不安と向き合いながら、日々を過ごされています。被災者の方々からは震災直後より「同郷の方と笑いたい」「地元の方とも交流したい」「仲間をつくりたい」との多くの声があり、2014年に浪江町出身の井戸川さんと、地元の支援者である前田さんを中心に、福島避難者支援者団体「にんじんカフェ」を立ち上げ、様々な交流イベントを開催してきました。
今回は、10月30日(水)に習志野市生涯学習複合施設「プラッツ習志野」に於いて「歌う健康づくり」をテーマとして、東京-高田馬場にある「歌声喫茶ともしび」に所属されている浪江町出身のバリトン歌手吉田正勝さんの協力を得て、「出前うたごえ」と称した歌声交流会を開催しました。
吉田さんと井戸川さんは浪江町小学校の同窓生でもあります。
「歌声交流会」は通常のコンサートとは異なり、来場者からリクエスト曲を事前に募集し、リクエスト曲の中から、様々なジャンルの歌を進行役のリードのもと、生のピアノやアコーディオンの伴奏に乗せて、来場者が全員で一緒に歌い、大きな声を出したり、リズムに合わせて手足を動かしたりしながら、歌の楽しさをみんなで共有する会です。
当日は、福島県からの避難者を含む、総勢150名の来場者があり、それぞれが思い思いに同郷の友人との交流を懐かしみ、地元の方との交流を楽しむ様子が見られました。
2024年11月19日掲載