まちの“いま”
大熊町で水稲・甘藷(かんしょ)の植え付けに参加してきました!
5月12日、大熊町の特定復興再生拠点区域(令和4年6月避難指示解除)に指定されていた熊地区において、避難指示解除後初めて水稲の実証栽培が開始されました。
田植えには、大熊町農業委員会の皆様をはじめ関係者約30名が参加、19アールの水田へ手作業によるコシヒカリ苗の植付けを行いました。
特定復興再生拠点区域内では3年前から水稲の試験栽培が行われており、収穫後に行った放射性物質検査で基準値以下であったことから、今年度から実証栽培を行うことになりました。試験栽培では全量を廃棄処分していましたが、実証栽培は収穫後の全量全袋検査で基準値以下になれば出荷・販売ができます。
農業委員会の根本会長は「秋に収穫した大熊町産のお米を、是非、皆さんに食してもらいたい」との想いを語られました。
午後からは既に営農再開されている大川原地区において、甘薯苗の植付けを行いました。甘薯栽培は3年目を迎え、大熊町が主導して諸手法(慣行、減肥、バイオスティミュラント栽培)により収量の比較等を行い、今後の甘薯栽培に役立てる試験的な取り組みです。
作業には「学び舎ゆめの森」の子供たちと保護者約20名も加わり、20アールの畑に「紅はるか、シルクスイート」の2品種苗約1,600本を、子供たちの元気な声が響きわたる中で和気あいあいと植付け、児童代表から「秋までしっかり面倒をみます」と頼もしい意気込みの言葉がありました。秋の収穫が楽しみです。
これから本格的な営農再開を迎える大熊町、少しずつですがあちらこちらで農作物の栽培風景が目に入るようになってきました。
是非、皆さんも大熊町の営農再開への応援をよろしくお願いします。
2023年5月26日掲載
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