被災12市町村における和牛の生産については、大規模牧場の整備が進み、飼育頭数の増加などがみられるものの、子牛価格の値下がり、飼料等の高騰などの影響により、小規模な和牛農家の経営は厳しい状況が続き、廃業する農家も増えている状況。
これまで相双機構が取り組んできた小規模な和牛農家に対する支援を紹介することで、新しい気づきの機会とするための勉強会を開催しました。
専門家チーム長(元全国肉用牛振興基金協会参与 内藤氏)をファシリテーターとし、岡田牧場支援の経緯・経過についてディスカッション
〇取組のきっかけ、専門家チームの結成について説明:福島相双復興推進機構 萬田技術参与【動画3分頃~】
〇問題意識、課題解決に向けた提案・具体的取組について説明:福島県畜産振興協会 高宮次長【動画6分頃~】
〇自給飼料生産に係る提案・具体的取組について説明:元福島県農業短期大学非常勤講師 小池氏【動画24分頃~】
〇取組に係る感想などを説明:岡田牧場岡田様【動画45分頃~】
来場者から、畜舎新築に係る費用・補助金利用のメリデメ・飼料(稲WCS)の生産技術等に関する意見あり。
南相馬市の畜産事業者さま向け牧場現地検討会を開催。
一般社団法人日本草地畜産種子協会から、放牧アドバイザーを講師にお招きし、福島県相双農林事務所、南相馬市役所、農林水産省東北農政局にもご参加いただきました。
畜産の勉強会で当機構の支援活動に関心を持たれた若手畜産事業者に対し、令和元(2019)年8月より畜産専門家を招いて、持続可能な所得確保を目指す経営改善支援を開始。
現状の経営分析、増頭目標実現に向けた検証をもとに、草地の品質向上と管理作業の改善への支援、ワークライフバランス確保のための畜舎整備の検討等を実施。
リンゴジュース粕を活用した混合発酵飼料をめん羊に給餌し、高品質な羊肉の生産実証試験の取組を支援。
(令和2(2020)年度JRA畜産振興事業に採択)
令和2(2020)年度は4頭生産し、通常飼養との食味の比較評価を踏まえ、給餌方法、飼育環境の改良などに取り組んだ。
「ヤギの肉」や「ヤギミルク石鹸製造」の販売、観光牧場等に取り組む、葛尾村民出資による株式会社かつらおファームを会社設立時から支援。
ハラル食を取扱う企業との資本提携など、相双地域では例のない先進的な取組を進めるにあたり、企業形態選択、資本提携や収入基盤の検討、関係機関との交渉等の場面において、当機構が相談にのり、交渉支援をしてきた。