まちのイベント情報

ホーム > 福島相双の“いま” > まちのイベント情報 > 12月4日(木)~6日(土)「山津見神社例大祭」が震災前の規模で復活します!

12月4日(木)~6日(土)「山津見神社例大祭」が震災前の規模で復活します!

山津見神社は古くよりオオカミ信仰で知られ、東北全土に崇敬者を抱える神社です。震災前までは、寒い冬場にも関わらず3日間にわたり延べ3万人が参拝する大祭でした。拝殿の天井を飾る約250枚のオオカミの天井絵は、飯舘村の重要な文化財としても知られています。
しかし、東日本大震災・福島第一原子力発電所事故に伴う避難指示、そして2013年4月の火災により、例大祭は今日まで小規模化されたままで三日三晩続いた祭りの光景は徐々に薄れ、全国の崇敬者の足も長らく遠のいておりました。
そんな中、2025年1月、地域の老人会の新年会で「もう一度、祭りの茶屋と屋台を復活させたい」との声が上がりました。その一声をきっかけに「帰還した村民」・「移住者」・「村外からのサポーター」が力を合わせ、15年ぶりに震災前の規模で復活することとなりました。
かつての祭りを知る住民の記憶や語りを受け継ぎながら、自然信仰とアートの力を掛け合わせた新しいかたちの“祭り”として未来へつなげていきます。

<クラウドファンディング実施中>
来年以降も同規模の例大祭を継続していくためにクラウドファンディングによるご支援を募っております。
https://camp-fire.jp/projects/876769/view
【福島県飯舘村】東日本大震災と火災で途絶えた山津見神社の例大祭を復活させたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

<山津見神社例大祭 概要>
祭礼日:2025年12月4日(木)、5日(金)、6日(土)
神事:8:00~17:00(各日)
境内祭り:9:00~18:00 4日(木)・6日(土)
     9:00~20:00 5日(金)

~主な催し~
■地域住民による茅屋根の茶屋復活!
茅と囲炉裏に囲われた空間で、温かいうどん、そば、飯舘村の郷土料理を提供します

■多様な屋台祭りの復活
新旧入り混じる多様な屋台が軒を連ね、煌々と光る屋台の灯をもう一度、飯舘村の冬の名物として復活します

■伝統芸能の虎捕太鼓奉納
山津見神社に伝わる虎捕伝説を曲にした虎捕太鼓の奉納演奏。地域住民と福島大生が披露します

■野外舞台で自然信仰や伝説を題材とした物語上演
詩人・和合亮氏、演出家・野宮有姫氏による山津見神社、虎捕山、飯舘村の自然と共生の在り方を現代に伝える物語を野外舞台で上演します

■狼ベンチ設置
現代芸術家・鴻池朋子氏が制作し大阪万博にて制作された狼ベンチ1体を展示します

■相馬行胤さん騎乗参拝
相馬藩第34代当主相馬行胤氏が3日間かけて飯舘村のゆかりのある場所を馬で巡り山津見神社を参拝します

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • note
  • pintarest

2025年11月25日掲載

同市町村の他の記事

福島相双の“いま”