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2025年8月16日(土)、南相馬市小高区の夏を彩る「おだか夏まつり」の盆踊りに参加しました!


南相馬市小高区は、2011年の東日本大震災に起因する福島第一原子力発電所の事故によりすべての住民が避難し、避難指示が解除された2016年以降、避難された方々が少しずつ戻ってきている町です。そんな小高で、復興の願いと地域の絆を深めるために、町に暮らす方々が一体となった「おだか夏まつり」が開催されました。

会場は地元グルメやゲームが楽しめる屋台がずらりと並び、家族連れや友人同士で賑わい、ステージではヒーローショーや大道芸人のパフォーマンスが繰り広げられ、子供たちの歓声であふれていました。

◇盆踊り
見どころはなんといっても盆踊り。
夕方、盆踊りの時間が近づくと、櫓の周りに人々が集まり徐々に熱気があふれます。
この盆踊りの大きな特徴は仮装がOKだということ。
浴衣の方々に混じり、思い思いの仮装をした人々が踊る姿は、見ているだけでも楽しいです。私たち官民合同チームは伝統的な野馬追のイラストが入った黒のTシャツと首には黄色い手ぬぐいを巻いた装いで参加させていただきました。踊り終わった後は言葉には表せないほどの達成感と一体感に満ちあふれていました。

◇投げ餅
みなさんは投げ餅の文化はご存知でしょうか?
元々は新築する際に行われる風習で、災いを振り落とすという願いがこめられているそうです。
祭りのフィナーレを飾るこの投げ餅は、櫓の上から餅が投げられ、参加者達はそれを掴んで持ち帰れるというイベントです。始まると会場の盛り上がりは最高潮に達し、歓声と熱気に包まれていました。

「おだか夏まつり」は、震災後に復活した町の活気と地域の絆の深さを感じられる貴重なイベントになります。来年はみなさんもぜひ参加して、肌で「おだかの夏」を感じてみてはいかがでしょうか。

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2025年8月21日掲載

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