現場見学会･勉強会･個別支援
個別支援
畜産専門家による経営改善支援
畜産の勉強会で当機構の支援活動に関心を持たれた若手畜産事業者に対し、令和元(2019)年8月より畜産専門家を招いて、持続可能な所得確保を目指す経営改善支援を開始。
現状の経営分析、増頭目標実現に向けた検証をもとに、草地の品質向上と管理作業の改善への支援、ワークライフバランス確保のための畜舎整備の検討等を実施。
プレミアム羊肉生産実証事業支援
リンゴジュース粕を活用した混合発酵飼料をめん羊に給餌し、高品質な羊肉の生産実証試験の取組を支援。
（令和２(2020)年度ＪＲＡ畜産振興事業に採択）
- 期間
- 令和2(2020)年～令和4(2022)年度
- 実証先
- 株式会社牛屋(葛尾村)
- 技術実証
- 国立大学協力
- 稀少な国産の肉用羊
令和２(2020)年度は４頭生産し、通常飼養との食味の比較評価を踏まえ、給餌方法、飼育環境の改良などに取り組んだ。
かつらおファーム支援
「ヤギの肉」や「ヤギミルク石鹸製造」の販売、観光牧場等に取り組む、葛尾村民出資による株式会社かつらおファームを会社設立時から支援。
ハラル食を取扱う企業との資本提携など、相双地域では例のない先進的な取組を進めるにあたり、企業形態選択、資本提携や収入基盤の検討、関係機関との交渉等の場面において、当機構が相談にのり、交渉支援をしてきた。
- 令和2(2020)年9月中旬より石鹸製造場整備に着手。
- 同年10月頃に肉用山羊を初出荷(ただし初回は千葉の第二牧場からの出荷）。
- 令和3(2021)年5月29日 観光牧場部門「かつらおヤギ広場がらがらどん」オープン。
- 葛尾村のヤギ牧場
酪農家と農業者の耕畜連携支援
訪問活動を通じ把握した畜産事業者（酪農家）の堆肥処理の課題に対し、堆肥需要のあった耕種農家・企業によるソルガム実証栽培プロジェクトとのマッチングを平成30(2019)年度実施。
支援概要・成果
- 訪問活動を通じて伺った川内村の酪農者の課題（堆肥処理に困っている）に対し、除染による地力不足や土壌環境回復のためにソルガム栽培を計画、堆肥調達が課題となっていた富岡町の耕種農家をマッチングし、両者間で堆肥取引が成立。
- ソルガム実証栽培のサポートのため、県内外の関係機関を紹介。
