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―秋晴れの川内村で、笑顔いっぱいのいちご定植体験―
10月2日、爽やかな秋晴れに恵まれた福島県双葉郡川内村で、川内小中学園の3・4年生によるいちご苗の定植体験が行われました。会場となったのは、地元で農業を営む猪狩義行さんのハウス「猪狩いちご園」。
この体験学習は、川内村の自然や産業に触れ、ふるさとへの理解と愛着を深めてもらうことを目的に企画されたもので、今年で3回目の開催となります。
生徒たちは、今回も福島県オリジナル品種「ゆうやけベリー」の苗を一人20株目標に、一つひとつ丁寧に手際よく定植しました。
昨年は苗が病気にかかり、農園では大変な苦労がありましたが、今年の苗は非常に良い出来で、順調な生育が期待されています。その背景には、肥料の量を昨年より控えめにしたことや、通気性を高めるため「葉かき」と呼ばれる余分な葉を取り除く作業をこまめに実施したこと、さらにハウス内の温度を24時間体制で管理するなど、細やかな工夫と努力がありました。
作業後には質問タイムが設けられ、猪狩さんから「美味しいいちごが育つ秘密」についてのお話がありました。土壌の微生物の働きや、ハウス内での二酸化炭素の管理、そして早朝の収穫など、生徒たちは興味津々で耳を傾けていました。
収穫の時期となる来年2月には収穫体験が予定されており、猪狩さんから招待を受けた生徒たちからは、「やったぁ」との声が上がりました。収穫が今から待ち遠しいですね!
自然とふれあい、学び、そして笑顔があふれるひとときとなりました。