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「第2回関係人口サミット」を5月31日、富岡町文化交流センター“学びの森”において開催しました

昨年の「第1回関係人口サミット」では、「関係人口とは何か」をテーマに関係人口が求めていること、関係人口を迎える地域側に求められていること等を中心に基調講演とパネルディスカッションを行いました。
今年の「第2回関係人口サミット」では、「関係人口の可能性」について更に地域の皆さんと理解を深めるため、基調講演とパネルディスカッションに続き、5つのテーマに分かれた分科会を行いました。

第1部の基調講演では、“関係人口”の提唱者の一人である『ソトコト』編集長の指出一正さんと、岩手県釜石市にて震災復興や地方創生で中核的役割を担った青森大学社会学部准教授の石井重成さんから、先進的な関係人口づくりや関係人口の創出・拡大における肝についてお話しいただきました。
第2部のパネルディスカッションでは、関係人口の創出・拡大に繋がる取り組みを行っている民間団体の代表者と福島12市町村のキーパーソンが、「関係人口の可能性」等についてクロストークを展開しました。
第3部の分科会では、講演者やパネリストと会場参加者が、5つのテーマに分かれて双方向による意見交換を行い、より深く「関係人口」への理解を深めました。

 

当機構は、3年前から、福島12市町村の関係人口(特定の地域と継続的に多様な関わりを持つ人々、「旅行以上、移住未満」とも言われる)の創出・拡大に向けて、民間団体等と連携し、以下の取組を展開しています。
●大学生をターゲットにした「大学生観光まちづくりコンテスト」(※1)の実施
●起業家型リーダーを育成するNPO法人ETIC.と連携し、兼業・副業人材をターゲットにした「フクシマックス」(※2)の実施
●SDGsマガジン”ソトコト”を発行する㈱ソトコト・ネットワークと連携し、首都圏在住者をターゲットにした「ふくしま未来創造アカデミー」(※3)の開催
●サブスク型多拠点生活サービスサイトを運営している“ADDress”と連携し、多拠点生活にてテレワークやワーケーションを常態化している層を12市町村に呼び込み(※4)
●お手伝いをしながら旅をしたい人と地域事業者をつなぐサービスサイトを運営している“おてつたび”と連携し、「旅行以上」を指向する旅人を呼び込み(※5)

※1 「大学生観光まちづくりコンテスト」
大学生が観光まちづくりプランを競い合うコンテンストに「福島復興ステージ」を設置。
福島復興ステージとしては2022年度から参画し、2年間で164チーム、770名超の大学生が参加。プランの考案にあたり、7~8月の夏休み期間中に多くの大学生が12市町村内でフィールドワークを実施。地元キーパーソンとの交流を通じた関係人口の創出に寄与。
※2 「フクシマックス」
専門性を活かして将来は起業したいと考えている兼業・副業人材と、新規プロジェクトの立ち上げにおいて専門人材に関わって欲しいと考えている12市町村の事業者をマッチングすることで、兼業・副業人材の福島における将来的な起業に向けた経験や顧客ニーズ・人脈等の獲得を支援。
2022年度から実施しているが、地域側の受け入れ態勢を強化するために、今年度から新たに「地域コーディネーター養成講座」を実施。都市と地域をつなぐハブとして機能する地域コーディネーターの発掘・養成を行い、持続的に地域と域外人材と企業が繋がるエコシステムの構築を目指す。
※3 「ふくしま未来創造アカデミー」
2022年度から、首都圏に在住していながら地域との関りを持ちたいと考えている層を対象とし、12市町村との関わり方を考える連続講座を開催。東京での座学と12市町村でのフィールドワークを通じ、仲間と共に「自分らしい福島との関わり方」を探求しながら、関係人口コミュニティを創出。
※4 「ADDress」と連携
「ADDress」と提携する宿泊施設を12市町村内で増やすことで、周辺自治体に宿泊しながら次は他の地域に移っている方々の12市町村内への呼び込みを狙う。2022年度は2拠点、2023年度は1拠点を追加。
今年度は拠点開発の他に新たに「街守」が主催するイベント等を通じて「ADDress」会員の更なる呼び込みを目指す。
※5 「おてつたび」と連携
おてつだい(仕事)を通じて、地域の人と時間を共有しながら、お手伝いをして空いた時間に周辺を観光することで、12市町村のファンになり再訪する者の創出を目指す。令和5年度は当機構がプラットフォーム利用に係る一部費用(マッチング費、保険料、消費税)を負担することで、受入事業者の拡大を図り、5事業者が利用し36名が来訪。

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