お知らせ

ホーム > お知らせ > 「第1回関係人口サミット」を5月18日、大熊町交流施設「linkる大熊」において開催しました

「第1回関係人口サミット」を5月18日、大熊町交流施設「linkる大熊」において開催しました


会場約100名・オンライン約100名のみなさまにご参加いただきました。

関係人口とはなにか、関係人口が求めていること、関係人口を迎える地域側に求められることなど、第1部の基調講演、第2部のパネルディスカッションを通して参加者のみなさまに登壇者からお伝えいただきました。

当機構は、昨年度から、福島12市町村の関係人口(「交流人口」以上「移住」未満の、地域と継続的な関りを持つ人々)の拡大に向けて、
●大学生をターゲットにした「大学生観光まちづくりコンテスト2022」※1への参加
●起業家型リーダーを育成するNPO法人ETIC.と連携して兼業・副業人材をターゲットにした「フクシマックス」※2の実施
●SDGsマガジン”ソトコト”を発行する㈱ソトコト・プラネットと連携して、首都圏在住者をターゲットにした「ふくしま未来創造アカデミー」※3の開催
を行うとともに、
●サブスク型滞在サービスを運営している「ADDress」と連携し※4、1か所に定住せずテレワークやワーケーションを常態化している方々の呼び込みに向け、12市町村内の拠点を3箇所に増強するなど、ターゲット毎に、様々な取組を行ってきました。

今年度も、こうした取組の継続に加え、関係人口を巻き込んだ復興に向けて、「今、私たちが何をすべきか」を考えながら、関係人口拡大に向けたアイディアを多くのみなさまに共有を図ることを目的とし、今回「第1回関係人口サミット」を開催いたしました。

第1部の基調講演では、雑誌『ソトコト』編集長で「関係人口」という言葉の生みの親の指出一正さんと、隠岐諸島にありながら本土から多くの留学生や移住者を増やしている島根県海士町(あまちょう)で「学びづくり」を主導している豊田庄吾さんから、ワクワクするローカルプロジェクトの事例や先進的な取組をお話いただきました。

第2部のパネルディスカッションでは、フリーアナウンサーで「とみおかアンバサダー」を務める佐々木瞳さんをモデレーターとし、指出さんと豊田さんに加え、関係人口創出・拡大に繋がる取り組みを行っているNPO法人ETIC.と㈱アドレスの代表者が、地域を越えた「かかわりしろ」を求める人々の心理や、関係人口拡大に向けた秘策などを語り合っていただきました。

※1 「大学生観光まちづくりコンテスト」
大学生が観光まちづくりプランを競い合うコンテンストで「福島復興ステージ」を設置。
福島復興ステージには、全国27大学から47チーム、合計216名がエントリー。
テーマは、「復興に向けて前向きに取り組んでいる方と連携した観光まちづくりプラン」を作成すること。
7~8月の夏休み期間に多くの学生が12市町村でフィールドワークを実施。
9月の本選発表会終了後も上位6チームの学生を招待し、関係自治体等との接点を提供。

※2 「フクシマックス」
専門性を活かして将来は起業したいと考えている人材と、新規プロジェクトの立ち上げにおいて兼業・副業で専門人材に関わって欲しいと考えている12市町村の事業者をマッチングすることで、専門人材の起業に向けた経験や顧客ニーズ・人脈等の獲得を支援。
また、メンタリングを通じ、当該人材に対してビジネスプラン策定に向けたアドバイス等を提供することで、プランのブラッシュアップを支援。
12市町村の5事業者に9名をマッチング。

※3 「ふくしま未来創造アカデミー」
首都圏に在住していながら地域との関りを持ちたいと考えている層を対象とし、12市町村との関わり方を考える連続講座を首都圏で開催。1月には2泊3日のフィールドワークも実施。
東京・千葉・神奈川・埼玉から17名が参加。

※4 「ADDress」と連携
サブスク型滞在サービスを運営している「ADDress」と提携する宿泊施設を12市町村内で増やすことで、周辺自治体に宿泊していながら次は他の地域に移っていってしまっている方々の12市町村内への呼び込みを図る。
既にADDressと提携していた南相馬市の「小高パイオニアヴィレッジ」に加え、新たに富岡町の「ホテルひさご」と広野町の「双葉邸」が新たに加わる。また、ADDressのHPに福島12市町村の特設ページを設置し、ターゲットに向けた情報発信を強化。

最近の投稿

月別投稿一覧