「Kitaizumi Surf Festival 2025」に行ってきました!

2025年10月3日(金)から10月5日(日)までの3日間にわたり、福島県南相馬市北泉海岸において「Kitaizumi Surf Festival 2025」が開催されました。サーフィンの聖地泉海岸は県内外から訪れたサーファーや熱心なファンの方々の熱気と活気に溢れておりました。この大会は2023年から始まり、今年で3年連続して北泉海岸で開催されており、プロサーファーによるダイナミックでテクニカルなライディングを間近に見ることができます。
福島の海の魅力と安全を、サーフィンを通して広く国内外へ発信していき、風評被害の払拭や交流人口の増加を目指しています。

2025年10月19日(日)に南相馬市鹿島区のかしま交流センター前特設会場において「2025かしま産業祭」が開催されます。

会場は地元グルメや様々なアトラクションが楽しめるブースがずらりと並び、ステージでは相馬太鼓部演奏やジャグリング・マジックショーのパフォーマンスが予定されております。地域の魅力がぎゅっと詰まった1日楽しめる盛りだくさんの内容となっておりますので、ぜひご家族・ご友人とお越しください。

日時:2025年10月19日(日)9:00~15:30
場所:南相馬市鹿島区のかしま交流センター前特設会場
主催:かしま区産業祭実行委員会
連絡先:0244-46-2500(鹿島商工会)

🌰【いがり農園、栗の収穫最盛期!】🌰

福島県双葉郡川内村にあるいがり農園では、秋の味覚・栗の収穫が最盛期を迎えています。標高の高い川内村の気候は栗の生育に適しており、90aの農地に植えられた210本4品種の栗の木から、毎年約1,200kgもの栗が収穫されます。
4品種のうち、既に「丹沢」の収穫は終わり、今回取材の「ぽろたん」の収穫も終盤を迎え、今後「紫峰」「銀寄」と収穫は続きます。

この日は早朝5時半から、ご主人の貢さんとご子息の淳さんが「ぽろたん」の収穫作業に励んでいました。一家3名とパートさん2名で大忙し。
収穫された毬栗は、奥さまのミエ子さんとパートさんによって丁寧に毬から実が取り出され洗浄されます。その後にサイズ選別(生栗用/焼き栗用)をミエ子さんと淳さんが行い、選別まで終わった栗は糖度を高めるためにマイナス1℃で約2週間低温熟成されます。
熟成された焼き栗用の栗は、ガス圧力釜で3kgずつローストされますが、その前の「鬼皮への刃入れ作業」が最も神経を使う工程だと淳さん。渋皮まで届かないと皮が実に付いたままとなり、逆に深すぎると実が割れてしまうという。熟練の技が求められる作業です。研究を重ねた火加減と剝きやすく加工された焼き栗は絶品です。
いがり農園の栗は、いわき市内のフレンチレストランで取り扱われるほど良質な栗で、神奈川・京都・大阪など遠方からの注文もある人気の商品です。
今年の「生栗」の販売は既に終了していますが、焼き栗については11月中旬頃まで村内の「あれ・これ市場」、田村市「ふぁせるたむら」、郡山市「ベレッシュ」などで販売されています。
11月9日開催の「かわうち祭り」では、250袋の焼き栗を販売予定!

秋の川内村の風景とともに、丹精込めて作られた栗をぜひ味わってみてください。ワインやビールなど「お酒のあて」としても最高です🍁

2025年10月11日(土)に南相馬市小高区の駅前メインストリートにおいて「おだか秋まつり」が開催されます。

会場は地元グルメやゲームが楽しめる屋台がずらりと並び、ステージではヒーローショーや民謡、津軽三味線ライブのパフォーマンスが予定されております。地域の魅力がぎゅっと詰まった1日楽しめる盛りだくさんの内容となっておりますので、ぜひご家族・ご友人とお越しください。

日時:2025年10月11日(土)
場所:南相馬市小高駅前大通り
主催:小高商工会
連絡先:0244-32-0300

今年もぶどうの販売が始まりました!

川俣町山木屋にある鴫原利彦さんのぶどう畑では、今年も甘いぶどうが実りました。
「今年はピオーネの出来がいいよ」と濃い紫色になったぶどうを見ながら話されていました。
10月から本格的に「ピオーネ」を販売する予定です。
販売は「いちい蓬莱店」の他、利彦さんの直売所でも電話予約された方のみ販売されます。

【いちい蓬莱店】
 福島市蓬莱町2丁目2番1号
 TEL 024-549-8222
 営業時間:9:30~21:00

【利彦さんの直売所】
 川俣町山木屋字新屋敷16
 TEL 090-5591-8916
 営業時間:10:00~15:00(不定休)
 ※購入を希望される方は必ず電話での予約をお願いします。
 (予約されていない方には販売できません)


これまでに官民合同チームでご紹介させていただいた事業者、農業者の取組につきましては下記よりご覧いただけます。
https://www.fsrt.jp/now/no1

~川内村でシャインマスカットの収穫最盛期を迎えました~

福島県双葉郡川内村では、今年もシャインマスカットの収穫最盛期を迎えています。鮮やかな黄緑色と上品な甘さが特徴のシャインマスカットは、皮ごと食べられる高級ぶどうとして、全国的にも高い人気を誇っています。
川内村では、震災後の農業再生の一環として、水稲育苗ハウスを活用したぶどう栽培に取り組んでおり、シャインマスカットはその中心的な品種です。農家の皆さんが丹精込めて育てたぶどうは、糖度が高く香りも豊かで、多くの方々を魅了しています。

今回訪問したのは、下川内地区にある佐久間きみ子さまの農園です。
昨年は、収穫直前にカイガラムシという害虫の被害により、大半を出荷できないという大きな打撃を受けました。今年はその対策として、寒い時期から小刀などを使い、ハウス内すべてのぶどう棚の樹皮を剥ぐという地道な作業を続けてこられました。
さらに、今年は例年にない猛暑が続き、一部の房に日焼けが見られましたが、遮光ネットの遮光率を調整するなど、品質を保つための工夫を重ねた結果、無事に出荷までたどり着くことができました。「この上ない喜びです」と、佐久間さまは笑顔で語ってくださいました。

この日に収穫されたシャインマスカットの糖度は18~20度と非常に高く、酸味とのバランスや食感も良好です。摘粒によって調整された粒の数は40~45粒で、この作業が粒を大きくし、糖度を高める効果をもたらしています。
また、同時期に収穫された「BKシードレス」という品種も糖度が20度と高く、品質の高さが際立っています。今年は害虫対策の影響もあり、収穫量が例年を下回っているため、販売は固定のお客様のみとなっています。

佐久間さまは「来年は収穫量を回復させ、村内の直売所『あれ・これ市場』にも出荷し、より多くの方に味わっていただきたい」と抱負を語っておられました。来年の出荷が今から楽しみです。

『堀本 大樹さん』による旧大熊中学校校歌を活用した健康体操制作プロジェクトのご紹介

大熊町、双葉町を中心に双葉郡で、鍼灸・整体の出張施術をされている 堀本 大樹さん(大熊町出身)が、旧大熊中学校の校歌を活用する新たな健康体操の制作を進められております。
この体操は、地域の絆づくりにもつなげていきたいとの思いにより企画され、震災前から生活されていた方々には、健康体操を通じて校歌を聴き、ふるさとへの愛着をあらためて感じる機会となり、移住された方々には、町の文化に触れ、地域への親しみを深めていただけるような仕掛けです。

体操の動作は、立位、座位でも出来る数分程度の体操を目指し、町民の意見を取り入れながら老若男女問わず、誰もが無理なく取り組める内容となります。町内で開催されるスポーツイベントや健康促進の催し等での活用を見据えます。

現在、制作中ですが、大熊町住民の方、大熊町出身の方に当体操にとり入れる動作についてのアンケートを実施中です。
ぜひご協力をお願いいたします。

アンケートはこちら↓ 
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfHBitEzGIRuSmjopTmk_BUXz739f1I_j8EvnvFFA7kF0-raQ/viewform?pli=1

・アンケート回答期限:2025年10月6日(月)

官民合同チームは、2025年9月27日(土)、28日(日)の二日間「東北やきそばサミット2025inなみえ」ボランティア活動に参加しました!

当日は晴天にも恵まれ、東北地方を中心としたご当地焼きそばが集結するとあって、会場のふれあいセンターなみえには早朝から多くの来場者が訪れ、会場は熱気につつまれておりました。
各ブースでは大将が手際良く豪快に調理。鉄板の上で焼きそばが踊り、上から降り注いだソースが「ジュー」と焼ける音とともに、こうばしい香りが嗅覚を刺激し来場者の食欲をそそっていました。
官民合同チームもブースに入り、スタッフとして調理補助や来場者への声かけなど、二日間にわたり貴重な経験をさせていただきました。

この活動の中で特に印象的だったのは、会場にいるすべての人々の笑顔でした。焼きそばを美味しそうに頬張る子供たちの笑顔、来場された方々とイベント関係者の方々が交流する温かい笑顔、官民合同チームの仲間たちと協力して作業を終えたときの達成感に満ちた笑顔。これらの笑顔は震災後も前に進み続け「大丈夫~笑っていこう~」を掲げる浪江町にとってまさに大きなエネルギーの源になったのではないでしょうか。

🌿【株式会社緑里様「復興・創生特別賞」受賞のご報告】🌿

このたび、川内村に拠点を置く農業生産法人、株式会社緑里(みどり)様が、「第66回福島県農業賞」において栄えある「復興・創生特別賞」を受賞されましたことをご報告申し上げます。

福島県農業賞は、県内農業の振興に顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰するものであり、復興・創生特別賞は、震災からの復興や地域農業の再生に特に貢献した取り組みに対して授与される栄誉ある賞です。

株式会社緑里様は、震災以降、地域に残された農地の保全と活用に尽力され、エゴマや加工用トマトなどの栽培を通じて、川内村の農業再生と地域活性化に大きく寄与されてまいりました。限られた資源の中で創意工夫を重ね、持続可能な農業の実現に向けた取り組みは、地域の希望となるものであり、今回の受賞はその努力と成果が広く認められた証でもあります。

また、緑里様の活動は、地域の担い手育成や農業の魅力発信にもつながっており、福島県全体の農業振興にとっても非常に意義深いものといえます。

福島相双復興推進機構といたしましても、緑里様のこれまでのご尽力に深く敬意を表するとともに、今後のさらなるご発展とご活躍を心より祈念申し上げます。

改めまして、受賞誠におめでとうございます。
※写真は緑里さまのホームページより引用
今ここ ふくしまの復興 緑里様ご紹介記事(2024年度)
2024年12月26日 (川内村)ブロッコリーの収穫が始まりました!
2025年 1月21日 (川内村)「凍み(しみ)もち」の季節がやってきました!(餅つき編)
2025年 2月23日 (川内村)続・「凍み(しみ)もち」の季節がやってきました!(乾燥編)
2025年 3月 3日 (川内村)「凍み大根」食べてくんちぇ!
株式会社緑里 紹介ホームページ https://midorinohyakushoya.jp/

「ブドウが収穫になりました‼」

富岡町にある「アグリパークとみおか」で、開所後初となるブドウの収穫が行われました。
「アグリパークとみおか」は、社会福祉法人友愛会が今春に障害福祉サービス事業所として開設しました。
サービスを利用する障がいのある方々が農業に携わる「農福連携」に取り組まれています。
栽培品種はシャインマスカット、ピオーネ、クイーンニーナの3種類で、開所前の昨年3月に、スタッフが約270本の苗木を植え、開所後はサービス利用者も加わり、スタッフの指導を受けながら、木の管理から収穫、梱包までを丁寧に行っています。
この施設では、福島県が2024年から推奨している「根圏制御栽培(根域制限栽培)」という技術を導入したブドウ栽培に取り組んでいます。従来の棚栽培に比べて省力化・高品質化・早期収穫を可能にする先進的な栽培方法です。
アグリパークとみおかでは、この技術が活用され、この日収穫されたシャインマスカットは、糖度が高く、香りも強く、見た目も美しいのは、先進的な栽培方法の採用はもとより、病害や鳥獣害といった自然のリスクがある中で、新妻所長をはじめとするスタッフの皆さんとサービス利用者の連携による日々の観察や手入れといったご努力が実を結んだ成果です。
来年は収穫量を増やして、より多くの皆さんに食べてもらいたいと、サービス利用者・スタッフ一同、張りきっております。来年も美味しいブドウがたくさん実りますように。
取材日:2025年9月11日