(大熊町)あまの川農園のいま!


フランス出身のイラストレーター、ブケ・エミリーさん。2023年3月から大熊町で農業を始め、3年目の年を迎えます。大川原地区に借り受けた1.7haの畑(昨年一部を購入)を「あまの川農園」と名付け、「自然と一緒に」との思いから、農薬を使わず、草と共存する農業に取り組んでいます。
 
一見すると草だけに見える畑には、若木ですが3年目を迎えますますの成長が感じられる黒いちご、ラズベリー、モミジイチゴなどのベリー類のほか、柿、杏、林檎、枇杷(びわ)など、数々の果樹が芽吹きの季節を迎えつつあります。

農園の一角には知人から譲り受けた牛糞がおかれ、昨年の12月からは鶏糞利用するために飼育を始めた鶏6羽が鶏舎内で元気に鳴き声を上げています。牛糞や鶏糞は、これからベリー畑に捲き込んでいくそうで、これにより、土の通気性、保水性が増し、微生物が増え病害虫の抑制が期待されるそうです。化学肥料を使わず、自然の力で、数多くの花々と果実に囲まれる農園をめざし、収穫できる果実は新鮮なものをそのままに、またはジャムにして皆さんに届けたいと丁寧な手仕事で日々作物を育んでいます。果実は、大きく収穫するまであと2~3年、もう少し時間がかかりますが、2年前から栽培を始めたジャガイモは、今年も3月頃に植付けし、7月にはニューヤマザキデイリーストア大熊町大川原店の特設コーナーで販売されます。是非、ご賞味ください。

また、ご自身が描くイラストレーションで人気の、「赤べこ」や「双葉だるまちゃん」のキャラクターのステッカーやキーホルダーなどのグッズ類は、エミリーさんのホームページからも入手可能です。こちらも是非、手に取ってみてください。

・エミリーin大熊町
https://www.emilie-okuma.com/
・「赤べこ」のキャラクター
https://www.emilie-okuma.com/akabeko/
・「双葉だるまちゃん」のキャラクター
https://www.emilie-okuma.com/futaba-daruma-chan/

川俣町山木屋の観光農園スマイルファームさんでは、今年もいちご狩りが始まり、いちごハウス内には甘い香りが漂っています!


今年はいちごの品種を増やし最大12種類のいちごが50分間食べ放題となります。
また、福島県のオリジナル品種「ゆうやけベリー」も食べ放題で、品種ごとの味比べも楽しめます。

園内にはいちご狩りの他、アンスリウムのアレンジメントフラワー体験のワークショップ、モルックやキッズコーナー、
軽食などの提供もあり、大人も子供も思う存分楽しめること間違いなし!!

ご予約は次の通りでお願いいたします。

①いちご狩り期間:1月~4月頃
②営業時間:10時~16時(最終受付15時)
③制限時間:50分間
④料金:大人(中学生以上)    2,200円
    小学生・シニア(70歳以上)1,700円
    3歳~未就学児       1,000円
    3歳未満          無料
⑤場所:伊達郡川俣町山木屋社前32-1
⑥予約:お電話または、じゃらん予約サイトからお願いいたします

電話:070-4084-2799
じゃらん予約サイト:
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000218529/activity/l00005E70A/?showplan=spot_detail_calendar&screenId=OUW2201

相馬の新名物「福とら」を齋春商店さんで堪能してきました!

【相馬の新たな味覚福とら】
近年、相馬沖で漁獲量が増えている高級魚トラフグ。体長35cm以上、延縄(はえなわ)漁で獲るなどの所定の条件を満たす天然トラフグを「福とら」と命名し相馬の新しいブランドとして注目を集めています。
松川浦漁港では、今季10月から2月までの漁期間に、トラフグの水揚げが行われる予定です。トラフグの延縄漁は2019年から本格的に始まり、今では全国有数の漁獲量を誇るようになりました。


【齋春商店で福とらを食らう!】
齋春商店は、相馬市でトラフグ料理を提供するお店の一つで、銀座や築地にも負けない味と評判の老舗海鮮料理のお店です。祖父母の代から旅館と食堂を経営されておりましたが2022年の福島県沖地震により現在は食堂のみ仮店舗で営業されております。
そんな齋春商店で注文したのはトラフグコースです。

■コースメニュー
•白子の茶碗蒸し
具はトラフグの白子のみで余計な具材は一切使用しておりません。
ふわふわでクリーミーな白子に滑らかな舌触りの茶碗蒸しは絶品です。

•ふぐ皮ポン酢
こりこりとした食感のふぐ皮に爽やかなポン酢が絶妙にマッチしています。

•てっさ(フグ刺し)
肉厚で弾力があり、噛めば噛むほど深い旨味が口に広がります。
ネギに巻いてお召し上がりください。

•てっちり(フグ鍋)
トラフグの身はコラーゲンたっぷりでとろけるような食感。
白菜やネギなどの野菜とも相性抜群です。

•唐揚げ
外はカリッ、中はジューシー。プリプリとした食感で食べごたえがあります。

•〆の雑炊
フグのアラから出た出汁が染み込んだ雑炊は濃厚で表現するのが難しいほどの美味しさです。

【まとめ】
今回は贅沢にトラフグコースを注文しました。
相馬の新名物の高級食材トラフグ。その味わいは想像を超えるもので、幸せいっぱいの時間でした。
齋春商店では他にも各種海鮮料理を用意しており、一番人気は齋春名物の「齋春海鮮丼」で、ウニやイクラ、本マグロなどが入る豪華な海鮮丼となっております。
現在は仮店舗での営業ですが今年の6月には旅館と食堂をリニューアルオープンする予定です。
※トラフグコースは土日を除く2日前から要予約。気象状況や漁獲量により提供できない可能性あり。

【泊まって、食べてキャンペーン】実施中!
福とらを対象店舗でお召し上がりの方の中から抽選で200名様にオリジナル手ぬぐいをプレゼント。この機会にぜひご賞味ください!
※2025年2月2日(日)まで

■齋春商店HP
 https://www.saiharu.com/
・電  話:0244-38-8108
・営業時間:11:00~14:00(不定休)
■相馬福とらHP
 https://www.soumafukutora.com/

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【復興支援の取り組み】 私が、おおくまキウイ再生クラブに通う理由

(川内村)「凍み(しみ)もち」の季節がやってきました!(餅つき編)


農業生産法人株式会社緑里(代表:河原修一さん)では、2025年を迎え、恒例の「凍みもち」製造を始めました。ヨモギ・オヤマボクチの入った草もちを一つずつ形作り、1月から2月の寒い時期に軒先に吊るして乾燥させたものを「凍みもち」といいます。今回は、「凍みもち」の製造工程(前編:餅つき)をご紹介します。

(1)【材料の準備】もち米ともち草(ヨモギ・オヤマボクチ)、つなぎに米粉を使用して作ります。

(2)【餅つき・成型】蒸しあがったもち米、米粉に、もち草(ヨモギ・オヤマボクチ)を混ぜてつき上げます。つき上がった餅を型に入れ、かまぼこ型に成型します。この際、中に空気が入らないよう、長く伸ばした餅を二人で呼吸を合わせ、何度も返しながら空気を追い出します。代表の奥様・茂美さんが、約20年の試行錯誤を重ね編み出した方法とのことで、これが最もきれいに仕上がる成型方法だそうです。
その後、成型した餅は別室で保管され、餅切りに適した硬さになるまで1~2日寝かせます。

(3)【餅切り】その後、1センチメートル位に餅切りすると乾燥前の「凍みもち」が出来上がります。

次回はこの続き、「凍みもち」の乾燥工程を、取材・紹介しますのでお楽しみに。

(歴史)さて、「凍みもち」の起源はいくつかの説があり、有力な説の一つは天明・天保の大飢饉の時期に始まったというものです。この時期、食糧不足に備えるために長期保存が可能な食品が求められ、「凍みもち」が作られるようになったとされています。生活を支えるアイデアが、食文化へと繋がりました。

(知恵)「凍みもち」は、餅を寒風に晒して凍結・乾燥させることで作られます。この方法により、餅は長期保存が可能となり、非常時の食糧として重宝されました。また、農作業の合間に手軽に食べられる携帯食としても利用されています。

(地域と文化)福島県では、会津地方や阿武隈山系の地域で「凍みもち」が広く作られており、各家庭で独自のレシピや方法が伝承されています。また県外でも、冬の寒さが厳しい東北や信州を中心に広く作られていますが、乾燥させる際の気温、雪の量や湿度、風の強さなど、地域によって気候や風土が異なるので、見た目や作り方も違いが生まれます。だからこそ、「郷土食」として人気なのでしょう。今では、若い方の認知度も上がり、「凍みもち」は福島のソウルフードとして、道の駅や直売所でも購入することができます。河原代表は、東日本大震災の際、避難先でも「凍みもち」を貴重な非常食として食べていたとお話しくださいました。

皆さんも、川内村の「郷土食」を応援するため、是非、手に取ってご賞味ください。多くの方に身近に感じてもらうことで、「郷土食」は受け継がれていくのかもしれません。味付けは、砂糖醤油やきな粉、海苔が定番ですが、川内村の「すりえごま」もいいですね。

農業生産法人緑里 商品紹介
https://midorinohyakushoya.jp/products/

(楢葉町)「大谷鳥小屋祭」が開催されました!


1月11日、楢葉町大谷地区で正月の伝統行事「鳥小屋祭」が行われました。古くは江戸時代にさかのぼる「鳥小屋」、元々は田畑の害鳥を追い払うため、小屋の中に燃料となる炭団(たどん)や酒・食べ物を持ち込み、一晩中交代で見張っていたと伝えられ、小屋を焼くのは正月の火祭りと結びついたものと云われます。元は、結いの農家ごとにひとつずつ作られていたという事ですが、今は各行政区で行うのが一般的です。

大谷地区では、「大谷行政区・大谷鳥小屋実行委員会」が祭りの復活・伝承にあたっており、五穀豊穣、無病息災、家内安全など、「先人の知恵に触れること」の大切さを伝えています。「鳥小屋」は竹と萱(かや)で構成され、作り上げるのに8人がかりで3時間程度を要するそうで、「以前はモミの木も使用され、“バチバチッ”という大きな音と、竹が勢いよく裂ける時の轟音が迫力を増し、非常に盛り上がった」と、新妻一芳・大谷行政区長がお話しくださいました。

この日は避難指示が解除されて以降、7回目の開催との事でしたが、再開当初の2回は有志の皆さんで、3回目以降は行政区が主催者となって伝統の神事を守っているそうです。会場では、甘酒やとん汁が振舞われ、地区の皆さんも正月飾りや御札を持ち寄り、笑顔あふれる和やかな雰囲気に包まれました。

大谷地区は、阿武隈山地を水源として、鮭が遡上する日本有数の河川・木戸川の北側に位置し、田園風景が広がる、農業(稲作と甘藷栽培)の盛んな地域です。現在は、若者が減少し、農業の後継者不足が大きな課題ですが、「今日のような行事を通じて、これからも地域のコミュニティを大切に守っていきたい。」「今年も豊作となり、地区の皆さんが幸せで健康に過ごせることを心から願っている。」と、新妻行政区長は、目を細めて抱負を語ってくださいました。

その後、辺りは暗くなり始め、「鳥小屋」に火をつけると(17時頃)、めらめらと燃え上がる炎に、この日一番の盛り上がりが見られました。そして、火の勢いが段々と弱まってくると「鳥小屋」のまわりには地区の皆さんが集まり、竹の先に薄く切った餅を挟んで焼き始めました。小屋を燃やした後の炭火で餅を焼いて食べると、一年間風邪を引かず、健康に過ごせると云われているそうです。伝統の神事「鳥小屋」が永く後世に継承され、地区の農業活性化と皆さんがいつまでも健康でいられることを、心からお祈り申し上げた一日でした。

刃物の館 やすらぎ工房(株式会社二瓶刃物)

飯舘村の旧幼稚園跡地に、刃物工房があります。
2019年にオープンした「刃物の館 やすらぎ工房」の工場では、三徳包丁・菜切り包丁・牛刀・ペティナイフなど、
約10種類の包丁を製造しています。

鍛造から研磨、箱詰めまで全ての工程をまかなう一貫生産で、オーダーメイドを含むさまざまな刃物を製造しています。
福島市にある「刃物の館 やすらぎ工房」の店舗では、包丁をはじめとした各種刃物の販売のほか、研ぎや修理などメンテナンスも行っています。

一般の方からプロの料理人まで、幅広い層の方に愛用されている「刃物の館 やすらぎ工房」で、特別な一本を見つけてみてはいかがでしょうか。

■刃物の館 やすらぎ工房
<店舗>
住所:福島県福島市三河北町16-6
営業時間:9:30~18:00
定休日:火曜日

<工場>
福島県相馬郡飯舘村草野字大師堂113-37

これまでに官民合同チームでご紹介させていただいた事業者、農業者の取組につきましては下記よりご覧いただけます。
https://www.fsrt.jp/now/no1

田村市船引町の「GREEN for TABLE」さまの「ふきのとう」(ヤツガシラという品種)の収穫がはじまりました。

GREEN for TABLEを経営しているのはママ姉妹の過足幸恵さんと富塚あゆみさんです。
夏の炎天下での過酷な除草作業など様々な苦労を乗り越え、ようやく収穫期を迎えました。

12月上旬に採れるふきのとうには、1つの株に1つしか採れない大きなふきのとう、貴重な「鬼花(おにばな)」が収穫できます。鬼花を取った後にはそれより小さなふきのとうが成長しようと待っています。

このふきのとうは他のふきのとうに比べ、上品な香りと苦味が少ないことが特徴で、天ぷらにすると花が咲いたように見え料理が華やぐことから、県内外の飲食店とお取引をされています。

ふきのとうの収穫は3月まで続きます。


             
これまでに官民合同チームでご紹介させていただいた事業者、農業者の取組につきましては下記よりご覧いただけます。
https://www.fsrt.jp/now/no1

yamasan(やまさん)×カシワダイリンクスの『殿様ミルク』 コラボレーションメニュー販売開始!

yamasanは『殿様ミルク』とコラボレーションしたプレミアムメニューを11/28より【セデッテかしま店限定】で販売開始しました。

■『殿様ミルク』を使用したプレミアムメニュー2種
 ・殿様ミルクと濃厚バナナのスムージー(Tonosama Milk & Ripe Banana Smoothie)
 ・殿様ミルクと熟成柿のスムージー  (Tonosama Milk & Sweet Persimmon Smoothie)

<殿様ミルクとは>
旧相馬中村藩(現在の福島県浜通り北部地域)の第34代目当主相馬行胤(みちたね)氏が「安全、おいしさ、いのち」に向き合い、
広島県神石高原町にて生産された牛乳。牛乳ノンホモ低温殺菌にこだわり、自然の甘みをそのまま生かした濃厚さが特徴。

人気の厳選フルーツと濃厚ミルクがコラボレーションした絶品のスムージー、期間限定ですのでお早めにご賞味してみてはいかがでしょうか。

■ 店舗情報
<fruit juice bar yamasan(セデッテかしま店)>
・住所:福島県南相馬市鹿島区浮田字椴木沢 212-1
・電話:0244-26-5371
・営業時間:10:30〜17:00 /年中無休
・ホームページ: https://www.fruits-yamasan.com/

(楢葉町)『おおやま産家(さんち)のやさい』直売所 年の瀬の最終営業日に伺いました!


楢葉町で野菜作りに励む大山さんご夫婦(伸一さん・浩子さん)は、2022年6月、野菜や洋菓子を買い求めに来る皆さんとの触れ合いを楽しみたいと、自宅に隣接する畑の一角に個人直売所『おおやま産家のやさい』を建設し、畑仕事や洋菓子製作の傍ら、毎週金曜日に直売所での販売を続けています。

年内最終営業日(2024年12月27日)に直売所へお伺いし、野菜と洋菓子を購入してきました。通常は、主に浩子さんがお客さま対応をしていますが、この日は“少し照れ屋”のお孫さんが、社会勉強でお手伝いをしていました。伺った午前11時には、多くのお客さんで賑わいを見せ、すっかり年の瀬の風物詩といった光景でした。こちらでは、年間を通じ新鮮で豊富な季節野菜が並び、スーパーでは目にしないような野菜も見かけます。また、浩子さん自慢の自家製スイーツも好評です。シフォンケーキは私のお気に入りの逸品で、色鮮やかな抹茶シフォンや風味豊かな紅茶シフォンは特におすすめです。その他、季節限定のスイーツ(アップルパイ、スイートポテト)やカヌレ、フィナンシェ、フロランタン、マドレーヌ等も並びます。

最近ではこういった商品に対し、口コミで評判が広がり、近隣はもとより、いわき市からも足を運ぶ常連の方々がいるそうです。人気商品は午前中には売り切れてしまいますので、是非、楢葉町に足を運んでいただき、新鮮な野菜と上品な洋菓子を手に取ってみてください。

[追伸]
直売所の所在地はグーグルマップでも表示されます。また地元の『道の駅ならは』でも大山さんの野菜と洋菓子を購入することができますので、こちらもご利用ください。

●「おおやま産家のやさい」直売所
住所:福島県双葉郡楢葉町波倉原131
営業日:毎週金曜日10:00~15:00のみ
駐車場:2台
(地図)https://www.google.co.jp/maps/@37.2968193,141.0092283,358m/data=!3m1!1e3

●「道の駅ならは」物産館
場所:福島県双葉郡楢葉町山田岡大堤入22-1
(HP)https://michinoeki-naraha.jp/